PART2 専門医だからできます、ほんとうの「歯のエステ」

多様な症状に対応した治療法があります

口元コンプレックス

歯科医療における「歯のエステ」という新しい分野のもつ意味や役割について、よく理解していただけたことと思います。
ただ、わが国ではまだ比較的新しい分野だけに、「歯のエステ」の考え方について、色々な立場でさまざまに解釈されているという現実もあります。たとえば、結果として美しくなるのなら、美容外科でも、いわゆるエステティック・サロンのフェイス・スリミングなどでも同じではないかといったところで、美容目的の歯科治療が行なわれたりもしています。
しかし、たとえば美容目的で多少無理なフェイス・スリミングなどをすれば、歯のかむ力は確実にそこなわれます。私たち「歯のエステ」の専門医が美しい笑顔を獲得するためのフェイスライン(スマイルライン)を考える場合には、間違っても歯のかむ力をそこなうような矛盾した方法はとりません。
少なくともこうした点が、専門医による「歯のエステ」と、他の機関・施設による美容目的の歯の治療との象徴的な違いといえるでしょう。
私たちは、こうした現状に対して、あらためて歯科医療における「歯のエステ」の位置づけを考えるとともに、あくまでも歯科医療の延長線上にある健康美、機能美を追求する方法としての「歯のエステ」のあり方を、広く一般のみなさんにも知っていただきたいと考えています。そこで、本書のタイトル『歯のエステ』にも、あえて「専門医による」というサブタイトルをつけたわけです。
さて、「歯のエステ」のさまざまな治療法を、代表的な歯のトラブルに対応させてあげてゆくと、次のようなものがあります。

  • 着色歯=クリーニング(歯面清掃)
  • 歯石沈着=スケーリング
  • 変色歯=ラミネートベニア、ホワイトニング
  • 虫歯=[軽度]レンジ修復、ポーセレンインレー
       [重度]セラミックスクラウン
  • 歯間離開=ラミネートベニア、レジン修復
  • 歯列不正=セラミックスクラウン、矯正
  • 不正咬合=矯正、外科的矯正
  • 少数歯欠損=インプラント、セラミックスブリッジ
  • 多数歯欠損=インプラント、義歯

ここのトラブルの症状と、それに対する具体的な治療方法などについては、[PART3]で詳しくご説明しますが、「歯のエステ」の概要を理解しておいていただくために、以下に、代表的なトラブルと治療法について簡単にご紹介しておきます。

清潔できれいな歯にリフレッシュする<クリーニングとスケーリング>

清潔できれいな歯を保つためには、毎日、毎食後のブラッシングが必要なことはもちろんですが、歯に沈着したコーヒーステインや茶しぶ、タバコのヤニなどの色素や歯石はブラッシングだけではなかなか取れません。
そこで、<クリーニング>や<スケーリング>という方法によって、色素や歯石は、ブラッシングだけではなかなか取れません。
そこで、<クリーニング>や<スケーリング>という方法によって、色素や歯石を取り除きます。これによって歯や歯ぐきがきれいになり、口臭や虫歯、歯周病などを予防して口の中の健康状態を維持し、歯の寿命を大幅にのばすことにもなります。
具体的には、まず、歯に付着したガンコな歯石を、超音波スケーラーやハンドスケーラーなどの器具を使って、完全に取り除きます。
次に、歯の表面のヤニなどの付着物を、水とパウダーを強力噴射して汚れを吹き飛ばすジェットポリッシャーという機械を使って、徹底的に除去します。
そして最後に、スクラブ入りのペーストとゴムチップで、一本ずつきれいに磨きあげます。
<クリーニング>にあたっては、もちろん、歯や歯ぐきが健康な状態であることをチェックしてから始めます。したがって、三ヶ月から半年に一度することが理想のこの<クリーニング>は、そのまま歯の定期健診にもなるわけです。

変色した歯やすき間のある歯を白く自然にする
<ポーセレン・ラミネートベニア法>

この治療法は、歯の表面にポーセレン・ラミネートと呼ばれるセラミック製の付け歯をしっかりと接着させるものです。
この方法は、変色した歯、すき間のある前歯、虫歯、軽くねじれている歯、欠けたり折れたりしている歯、磨耗している歯、斑状歯、奇形歯、矮小歯など、ひじょうに適用範囲が広く、しかも、治療期間が二回なので短期間にドラマティックに変わることができ、治療に痛みをともなわないのでほとんどの場合麻酔などの必要がなく、安全で耐久性があって、仕上がりが自然なところから、現在、「歯のエステ」の治療法の主流となっているものです。
とくに、薬物による変色、生まれつきの歯の色が変色(黄ばみ)している場合、そのほかさまざまな理由から変色してしまった歯、そして歯と歯のあいだのすき間や歯の形が悪い場合などの治療には最適の方法です。

歯の色・形・歯ならびをトータルに美しくする
<オールセラミックスクラウン法>

これは、歯の全面にセラミック製のクラウン(冠)をかぶせ、しっかりと固定する方法です。
セラミックという美しくて自然な材質の特性を十分に生かして、歯の色や形、歯ならびなどの美的要素を、天然の歯あるいはそれ以上の美しさに変えるもので、前項の<ポーセレン・ラミネートベニア法>と並んで、「歯のエステ」の理想的な治療法のひとつとなっています。
現在、一般的に行なわれている<セラモメタルクラウン法>では、素材の中に補強材として金属(メタル)が使われていますが、<オールセラミックスクラウン法>では金属をまったく使っていないので、金属アレルギーのひとにも最適で、歯ぐきにもやさしく、透明感があって、より審美性にすぐれています。

美しさと機能性のために歯ならびとかみ合わせを改善する<歯列矯正>

<歯列矯正>は、文字通り、歯に直接装置を取り付けて、正常な位置に歯を移動して強制する方法です。
歯そのものを移動するのですから、まだ歯や骨格が固まっていない子どもの頃に行なうのが理想的ですが、もちろんおとなになってからでも、あごの骨の変形など特別な事情がない限り行なえる治療法です。
ただこれまでは、治療期間が長いことや、歯に装着するブラケットと呼ばれる装置が目立つことなどから、おとなのみなさんからは敬遠されがちでしたが、この治療法の場合も技術的な進歩によって、装置が目立たない方法や、早くきれいに仕上げる方法が開発されてきました。
ブラケットは金属そのものから透明のセラミックになり、ほとんど目立たなくなりました。また、歯の裏側に装置を取りつけて、外からはまったく見えなくしてしまう方法まで開発されています。
自分のはそのものに問題がなく、ただ歯ならびやかみ合わせが悪いという場合には、自然な自分の歯を生かしながら美しい歯ならび、正しいかみ合わせを得ることのできるこの治療法が最適といえるでしょう。
さらに、早く仕上げたいときや、歯の色や形にトラブルがある場合などには、<矯正治療>と<ポーセレン・ラミネートベニア法>などを併用する方法もとられています。そして、上下のあごの骨が大きくずれていたりして、<歯列矯正>だけではかみ合わせや顔の変形を改善できない場合には、外科的矯正治療を行なうことになります。

根もとからないところに新しい歯を植えつける<インプラント法>

「インプラント(植えつける)」と名づけられたこの治療法は、なくなった歯があったあごの骨の部分に人工歯根を埋め込んで、それを土台として人工の歯を取りつけるという、最新・最先端の治療法です。
歯根に使う材料や治療の方法はいろいろありますが、いま最も高い評価を受けているのが、人工歯根に純チタンを使い、それを骨結合(オッセオインテグレート)させることで、天然の歯と変わらない状態と機能を回復させる<オッセオインテグレーテッド・インプラント(ブローネマルクシステム・インプラント)>です。
この<インプラント>の出現によって、これまでの義歯(入れ歯)がかかえていた問題、たとえば、固い物がかめない、いくらか作りかえても合わない、話している途中で外れたりする、着けたりはずしたりが面倒……などといった点のすべてが解消されたといってもいいでしょう。

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